俵星玄蕃を歌う会in美音
このところ毎年、12月14日は三波春夫の名曲「俵星玄蕃を歌う会」
に参加しています。
会場は、東本町ライブスタジオ「美音」です。
11月中旬にこの葉書での案内状が届いていました。
今年は9年目だそうです。
私は7年前から客としてもっぱら聞き役と最後に講評を述べる役です。
しかし、今年の冬亡くなったこの店の会長が3年前に、病気で目が
見えなくなってから8分32秒の「俵星玄蕃」の歌を
すべて覚えて歌われたことに感動して
つい私も「来年は、私も歌います!!」と言ってしまいました。
と言う訳で私も2年前から歌っています。
階段を上がって行くとドアの前に「命惜しむな名をこそ惜しめ」の文字と
大石内蔵助のイラストが雰囲気を出しています。
最初、オーナーの美音さんが「元禄14年の松の廊下」での事件の
ことをナレーションで紹介。そして「刃傷松の廊下」の歌を熱唱!!
そして最初の時からのお客様、Mさんが正調「俵星」を歌唱されました。
こだわりの方であり、今も「週に一回カラオケ教室に通っている」と
言うだけあってとっても上手でした。
そして2番手は、私です。歌はまずまずですが、浪曲の部分と早口言葉
のようなセリフの部分がとっても難しいです。
でも3年目でもあり、自分なりにはそこそこな感じで終えました。
そしてこの日、広島から4人の同じ会社の方が来ていて
「ろくでなしなら歌うけど~これはだめだわ~~」3番バッターを
務められました。編曲「俵星~~」の感じで無理もないです。
この曲は、初めて歌って「そこそこ」にはなりません。
そして、浪曲の経験があるということでしたがなかなか難しそうでした。
でも「仁王立~~」の所はとても良かったです。
そして私の知人Sさんの連れの女性は、小唄で
「松の廊下」から討ち入りまでの情景を歌われましたが
これが堂々としてセリフも素晴らしく聞かせる歌でした。
「玄丹おかよ」はこんな人ではなかったかなと感じる女性でした。
この8年間で初めて「俵星玄蕃」以外の選曲でした。
そして今回のチャンピオンは、6番目の子の広島の男性でした。
こうして白ハチマキで良く通る高い声での熱唱でした。
この方も全くの初めての方どちらかと言うとムード演歌のジャンル
かなと感じる方でありましたが勇気ある挑戦で
敬意を表したくなる歌でした。
そして7番目は、オーナー美音ちゃんです。
「刃傷松の廊下」やその前のセリフの部分から
「ひとりでやり遂げるぞ!!」という意欲を感じていましたが
この8分32秒は、まさに「心のこもった」歌でした。
最後、プロの美音ちゃんが声がかすれる感じでもあり、いかに
この日にかけてきたのか推察が出来るものでした。
最後私が講評を述べる共に美音ちゃんから
「俵星 共に唄えば かけはしに」と575の句を添えた
箸が出演者に配られました。
この日歌わなかった人が4人おいでになりましたがそれぞれ
来年の10周年には「歌いましょう!!」とのことでしたので来年は楽しみです。
田中名人の歌が聞けなかったのは残念でした。
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