2016年3月14日月曜日

「知新会」例会「JAL再建と人生の方程式」

3月の異業種交流会「知新会」例会は、日本航空株式会社

山陰支店長 馬場荘一郎氏をお迎えして

「JAL再建と人生の方程式」という演題で一時間ほど

講演をいただき、15分ほどの質疑応答でした。

 
 

多分、47~8歳でないかと思いますがお若い支店長様でした。

最初に勤務地は千歳だったそうです。

昨年4月から山陰支店長就任されているそうです。


 

倒産(経営破綻)に至るまでの経緯を反省を含め検証されました。

そして、稲盛和夫会長就任により会社が変って行ったと~~。


 

稲盛氏が会長就任には、家族含め周辺は全て反対していたが

上記の3つの大義で引き受けた。


 

新しいJALを創るために2つの改革を進めた。


 

最初の「全社員の物心両面の幸福を追求する」については、

 

《倒産した会社がこんなことを掲げていいのか?》

 

という躊躇があった。


 

徹底的に繰り返し、フィロソフィ教育を重ねた。

意識改革浸透させるために~~~。

 

 

質問にも出ていましたが、上記の図式が独自の方程式と言われるもので

全員が印象に残るものでした。


 

稲盛会長自らのスローガンが職場に掲げてあるそうです。


 

「今後も驕らず、謙虚さをなくさないように」と

8項目の《謙虚かな?チェック》まで

現在も社内報から抜粋とありますが徹底されている

証拠であり、すごいなあと感じます。

 
 
 

ところで、この地方のJALは出雲空港ですが、来年が就航50年

になるそうですが、なんと最初は水上飛行機が隠岐の島に

飛んだのが最初だそうです。

そして、馬場支店長が赴任時に驚いたのが出雲空港からの

航路が東京、大阪、名古屋、札幌、福岡と日本の

5大都市すべてに航路があることでJALでは、

全国で出雲縁結び空港だけだそうです。

 

 

座席を本革シートにしたりお客様の乗り心地や

サービス向上に努めるそうです。


 

インバウンド対策で海外からの旅行客の国内線の航空料金は、

一律10、800円に設定。観光振興に寄与している。


 

私も含め5~6問の質問の後、安達会長が謝辞を述べました。

私が質問したのは、

「稲盛会長からフィロソフィについて指導があるまで、

倒産するまでに日航にどうような社員教育はあったのか?」

「それは、ありませんでした。」

「このパワーポイントは、全社的に作成されたものですか?」

「いえ、自分自身で作成したものです。

しかし、当社の幹部社員3,000人は、誰でも作成したり

話は出来ると思います。」とのことでした。

 
 

会長の謝辞でもありましたが

「このフィロソフィがあっても『実行すること』が

最も大切なことでそこが難しい。

それを3万数千人で実行されていることが素晴らしい!!」

と感じました。


 

安達盛二会長は、一年間の会長を今日の例会で終了。

来月は次年度会長に交替です。

とても責任感の強い方であり、会員獲得も多数の入会者を

スポンサーされ、この謝辞も毎回立派にこなされました。

 
 

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