「知新会」例会「JAL再建と人生の方程式」
3月の異業種交流会「知新会」例会は、日本航空株式会社
山陰支店長 馬場荘一郎氏をお迎えして
「JAL再建と人生の方程式」という演題で一時間ほど
講演をいただき、15分ほどの質疑応答でした。
多分、47~8歳でないかと思いますがお若い支店長様でした。
最初に勤務地は千歳だったそうです。
昨年4月から山陰支店長就任されているそうです。
倒産(経営破綻)に至るまでの経緯を反省を含め検証されました。
そして、稲盛和夫会長就任により会社が変って行ったと~~。
稲盛氏が会長就任には、家族含め周辺は全て反対していたが
上記の3つの大義で引き受けた。
新しいJALを創るために2つの改革を進めた。
最初の「全社員の物心両面の幸福を追求する」については、
《倒産した会社がこんなことを掲げていいのか?》
という躊躇があった。
徹底的に繰り返し、フィロソフィ教育を重ねた。
意識改革浸透させるために~~~。
質問にも出ていましたが、上記の図式が独自の方程式と言われるもので
全員が印象に残るものでした。
稲盛会長自らのスローガンが職場に掲げてあるそうです。
「今後も驕らず、謙虚さをなくさないように」と
8項目の《謙虚かな?チェック》まで
現在も社内報から抜粋とありますが徹底されている
証拠であり、すごいなあと感じます。
ところで、この地方のJALは出雲空港ですが、来年が就航50年
になるそうですが、なんと最初は水上飛行機が隠岐の島に
飛んだのが最初だそうです。
そして、馬場支店長が赴任時に驚いたのが出雲空港からの
航路が東京、大阪、名古屋、札幌、福岡と日本の
5大都市すべてに航路があることでJALでは、
全国で出雲縁結び空港だけだそうです。
座席を本革シートにしたりお客様の乗り心地や
サービス向上に努めるそうです。
インバウンド対策で海外からの旅行客の国内線の航空料金は、
一律10、800円に設定。観光振興に寄与している。
私も含め5~6問の質問の後、安達会長が謝辞を述べました。
私が質問したのは、
「稲盛会長からフィロソフィについて指導があるまで、
倒産するまでに日航にどうような社員教育はあったのか?」
「それは、ありませんでした。」
「このパワーポイントは、全社的に作成されたものですか?」
「いえ、自分自身で作成したものです。
しかし、当社の幹部社員3,000人は、誰でも作成したり
話は出来ると思います。」とのことでした。
会長の謝辞でもありましたが
「このフィロソフィがあっても『実行すること』が
最も大切なことでそこが難しい。
それを3万数千人で実行されていることが素晴らしい!!」
と感じました。
安達盛二会長は、一年間の会長を今日の例会で終了。
来月は次年度会長に交替です。
とても責任感の強い方であり、会員獲得も多数の入会者を
スポンサーされ、この謝辞も毎回立派にこなされました。
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