荒布屋での藍染展
2月19日から松江歴史館で開催されている企画展
「荒布屋コレクション 出雲に伝わる藍染木綿の文化」が
開催されています。
この歴史館での展示の様子は、2月24日と26日の
ブログで紹介をしています。
先日、歴史館を訪問しましたら石原幸雄さんにお会いし、
「3日から10日まで、私の家で、兄(ANAのパイロット)が
全国を歩いていた中で見つけた藍染を
蒐集したものを展示します。」と聞いていましたので
行ってみました。
「荒布屋」さんは、塩見縄手の通りの松江歴史館からの
宇賀橋の北側に所在します。
看板です。
建物の中に入るとすぐ左脇に受付があり、署名しておきました。
最初に展示してあるのが仙台で見つけられた「鶴亀」です。
家紋は笹竜胆。
次は、鮮やかな「鶴」です。
こうして15~20の藍染の風呂敷が展示されていました。
又、中央の展示台には、お膳やお重などの什器が展示されています。
花見弁当の漆塗りのセットです。
椀や杯などのお道具です。
三朝にあった「松竹梅」です。
「荒布屋」さんはこの地で料理屋さんをされていたそうで
こうした「看板」もあったようです。面白いことに
この看板の右には「明治28年度 第一00号税金5円20銭」
とあります。当時は、店の看板に税額まで表示されていたようです。
また、船箪笥や番頭用の結界と共に挟箱まで展示してあります。
こうして20坪余りの土間に藍染を含む沢山の什物が並んでいました。
それにしても個人でこれだけの蒐集をなさったことに驚きです。
石原幸雄さんご本人がこうして来店の方に説明をなさっていました。
奥様が入れて頂きましたお茶を頂戴しながら
私も30分ほど昔話も含めさせて頂きましたが
この収集品の大部分は、島根県立歴史博物館と
松江歴史館に寄贈なさるそうです。
「荒布屋」さんを出ますと堀川越に右手前方に
松江城天守閣がこのように見えます。
宇賀橋の上から振り返って「荒布屋」さんを観るとこんな感じです。
昔は、この武家の街の料理屋として大変栄えたお店だったようです。
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