第1回大人の社会科(おやつ付カフェトーク)INごくらく亭!!
第1回大人の社会科(おやつ付カフェトーク)INごくらく亭!!
という不思議な名称の会合に出かけてみました。
とは言うものの案内人から想像が出来る範囲でした(笑い)
会場は、竹矢町安国寺さまお墓の隣り、「ごくらく亭」
(こちらの建物は、明るい所で撮ったものを載せます。)
昨年まで、この安国寺様の客殿を借用し「戦争体験を聞く会」を
開催されていました。
今回は、大人でも知らないことが沢山有る。
その知らないことを専門分野の方から聞こうというものです。
今回の「大人の社会科」第1回は、
自衛隊島根地方協力本部の
広報室長 河崎有功1等海尉に
『ソマリア沖・アデン湾における海賊対処について』
お話をお聴きすることになってました。
写真の方が、河崎1尉ですが海上自衛隊航空学生
50期だそうで私の28年後輩の方です。
航空学生卒業後は、沖縄の那覇基地から岩国航空隊、そして那覇に勤務。
パイロットとして搭乗しているのは
対潜哨戒機P-3C、そしてUPー3Dという大型のレーダー搭載の
航空機の操縦士であります。
この図は、自衛隊派遣の経緯を示したものですが
2009年の1月に決定をして3月に派遣すると言う
いかにも<日本らしい>付け焼刃の派遣経緯だったようです。
発令されると翌日に艦艇と共に出航したようです。
この時も、海上警備行動の規範は、
警察官職務執行法第7条に基づいたもので
同年6月から7月に「海賊対処法」という法整備を
艦艇・航空機・隊員を派遣した後した誠におそまつな事での派遣です。
この地図は、ソマリアの位置関係です。
ソマリアそして向かいのイエメンなど国情不安定な中に
九州の3分の2ほどの国、
ジプチ共和国が派遣部隊の基地になります。
この周辺の『海賊』の紹介です。
海賊の特徴です。
ロケットランチャーまで装備しているようです。
ソマリアは、元々フランスの植民地ですから当地の建物は、
南フランスに似ているものが多いようです。
ジプチの車は、日本製の中古車が多く、タクシーでもガラスが
無かったり雨が降ると濡れるのが当たり前のようです。
この写真のように人や荷物を車に積めるだけ
載せるという光景が普通だそうです。
派遣部隊の組織図です。
艦艇が2隻420名、航空部隊が2機70名、
そして陸上自衛隊から中央即応集団を中心に
警務隊、警衛隊など警備部隊70名の計560名の
派遣部隊だそうです。
最近は、海賊の出没が少なくなって艦艇1隻分が少なくなって
350名ほどの要員だそうです。
この図は、哨戒する範囲で出雲から羽田位の距離を
8時間かけて巡回しているようです。
2009年から2013年までは海賊の出没が多かったようですが、
最近は、非常に少なくなっているようです。
2011年3月に逮捕した海賊の日本での操作・裁判の結果を示したものです。
ジプチの飛行場の格納庫などの写真です。
P-3Cの内部の写真です。
中略
最期に自衛隊の自衛官が考える海賊対処に対しての
意識として覚悟・心持が紹介されました 。
ここで注目すべきは、<海上自衛隊らしい>と感じたことが
「民間の商船を守ることが出来なかった
帝国海軍の名誉挽回の機会」と
書いてあることでした。
そして、聴講者から逐次質問が出ていました。
その質問に真摯に応える河崎1尉です。
約十人ほどの参加でしたが約1時間近く質問が続きました。
私も多少の部分で補足の説明をさせて頂きましたが、
たぶん河崎1尉では説明しようにも出来ない分野の質問もあり
大変であったと想像します。
これからも様々な分野でのご活躍の方の
お話が聴けそうで楽しみです。
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