2017年2月17日金曜日

第1回大人の社会科(おやつ付カフェトーク)INごくらく亭!!

第1回大人の社会科(おやつ付カフェトーク)INごくらく亭!!

という不思議な名称の会合に出かけてみました。

とは言うものの案内人から想像が出来る範囲でした(笑い)

 

会場は、竹矢町安国寺さまお墓の隣り、「ごくらく亭」

(こちらの建物は、明るい所で撮ったものを載せます。)

 

昨年まで、この安国寺様の客殿を借用し「戦争体験を聞く会」を

開催されていました。

今回は、大人でも知らないことが沢山有る。

その知らないことを専門分野の方から聞こうというものです。

 
 

今回の「大人の社会科」第1回は、

自衛隊島根地方協力本部の

広報室長 河崎有功1等海尉に

『ソマリア沖・アデン湾における海賊対処について』

お話をお聴きすることになってました。

 

 

写真の方が、河崎1尉ですが海上自衛隊航空学生

50期だそうで私の28年後輩の方です。


 

航空学生卒業後は、沖縄の那覇基地から岩国航空隊、そして那覇に勤務。

パイロットとして搭乗しているのは

対潜哨戒機P-3C、そしてUPー3Dという大型のレーダー搭載の

航空機の操縦士であります。


 

この図は、自衛隊派遣の経緯を示したものですが

2009年の1月に決定をして3月に派遣すると言う

いかにも<日本らしい>付け焼刃の派遣経緯だったようです。


 

発令されると翌日に艦艇と共に出航したようです。

 

 

この時も、海上警備行動の規範は、

警察官職務執行法第7条に基づいたもので

同年6月から7月に「海賊対処法」という法整備を

艦艇・航空機・隊員を派遣した後した誠におそまつな事での派遣です。


 

この地図は、ソマリアの位置関係です。


 

ソマリアそして向かいのイエメンなど国情不安定な中に

九州の3分の2ほどの国、

ジプチ共和国が派遣部隊の基地になります。


 

この周辺の『海賊』の紹介です。

 
 

海賊の特徴です。

ロケットランチャーまで装備しているようです。


 

ソマリアは、元々フランスの植民地ですから当地の建物は、

南フランスに似ているものが多いようです。


 

ジプチの車は、日本製の中古車が多く、タクシーでもガラスが

無かったり雨が降ると濡れるのが当たり前のようです。

この写真のように人や荷物を車に積めるだけ

載せるという光景が普通だそうです。


 

派遣部隊の組織図です。

艦艇が2隻420名、航空部隊が2機70名、

そして陸上自衛隊から中央即応集団を中心に

警務隊、警衛隊など警備部隊70名の計560名の

派遣部隊だそうです。

最近は、海賊の出没が少なくなって艦艇1隻分が少なくなって

350名ほどの要員だそうです。


 

この図は、哨戒する範囲で出雲から羽田位の距離を

8時間かけて巡回しているようです。


 

2009年から2013年までは海賊の出没が多かったようですが、

最近は、非常に少なくなっているようです。


 

2011年3月に逮捕した海賊の日本での操作・裁判の結果を示したものです。


 

ジプチの飛行場の格納庫などの写真です。


 

P-3Cの内部の写真です。


中略

 
 

 

最期に自衛隊の自衛官が考える海賊対処に対しての

意識として覚悟・心持が紹介されました 。

ここで注目すべきは、<海上自衛隊らしい>と感じたことが

 

「民間の商船を守ることが出来なかった

帝国海軍の名誉挽回の機会」と

書いてあることでした。


 

 

そして、聴講者から逐次質問が出ていました。

その質問に真摯に応える河崎1尉です。

 

 

約十人ほどの参加でしたが約1時間近く質問が続きました。

私も多少の部分で補足の説明をさせて頂きましたが、

たぶん河崎1尉では説明しようにも出来ない分野の質問もあり

大変であったと想像します。

 

これからも様々な分野でのご活躍の方の

お話が聴けそうで楽しみです。

 

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