細川護煕「美の世界」
松江歴史館で元総理大臣細川護煕氏の薬師寺に
奉納する障壁画の展示を拝観してきました。
流石に本職の画家でないので写真撮影OKでした。
熊本県知事を務め、日本新党を結成衆議院議員になり
最終的に総理大臣にもなっています。
私は政治家としての細川護煕氏は正直、評価はしていません。
総理を辞してからは、作陶に励んでいるとは聞いていましたが
「道楽」程度にしか思っていませんでした。
まさか奈良、 薬師寺の宗祖慈恩大師の名前の付いた
「慈恩殿」の障壁画を描くほどの画家なのか不思議に思っていました。
この部分が「慈恩殿の正面に飾られる部分です。
先日、東京国立新美術館で開催の東山魁夷展で
同じ奈良の唐招提寺に奉納された障壁画を見て来たばかりで
どうしても素人に毛の生えたものとしか見えません。
まあ、しかしながら73歳で引き受けて80歳で完成し奉納する
と言う創作意欲は素晴らしいと感じます。
障壁画に比べ茶碗を含む陶芸は、優劣の区別がつきにくく
それなりのものかなと~~。
氏の年表です。
今年、満80歳のようです。
元総理大臣の絵という価値だけでしょうか。
この建物が作品が奉納される「慈恩殿」です。
しかし、書はなかなかのものでした。
書が、かまぼこ彫にしてある扁額も展示してありました。
拝観して感じたのは、仏様、天女などを含む絵は
それほどのものとは思えませんでしたが80歳で
これだけの大作の挑戦すると言う
意欲は驚嘆です!!
ここで細川護煕氏の公式HPを紹介しておきます。
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