松江歴史館で92年前に美保関沖で海軍の軍事演習中に
軍艦4隻が衝突し、119名の犠牲者の出た事故について紹介してあります。
常設展の最終コーナーに展示してあります。
事故の内容は、解説文がありますので紹介しておきます。
美保関町の住民の要請に応え松江城を明治政府から
買い取って現在の「国宝松江城」の礎を築いた勝部本右衛門らの
寄付により軍艦のマストをモチーフにした慰霊塔を
翌年5月に建立したそうです。
その時の「松陽新報」(現在の山陰中央新報)の記事です。
昭和10年に2度目の総理大臣を辞した若槻禮次郎氏も
この慰霊塔を参拝しているようです。
美保関の地元の方達により毎年慰霊祭が
続けられているようです。
そして平成18年8月には、美保関灯台の側に
「美保関のかなたへ」という記念碑が建立されているそうです。
その記念碑が建立されたきっかけは、
この作家 五十嵐 邁氏のこの本の出版です。
そしてこの本が出版されるのに尽力されたのが
松江文化プロジューサー高橋一清氏であることも縁です!!
数年前にもこの本の出版に合わせ、
ここ松江歴史館において紹介されていました。