私が美術に多少でも関心を持ち始めたきっかけは、
上野の国立西洋美術館でした。
その国立西洋美術館が、17日に「世界遺産登録」されました。
とても嬉しいことです。
この写真は、4年前に上京した時のものです。
私が15歳で横須賀にある陸上自衛隊少年工科学校に
入校して4か月後の初めての外出許可が出て
川崎の叔父さん(父の兄)のお宅を初めて訪問した時に
叔父さんが連れていって頂いたのがこの国立西洋美術館でした。
この時は、昭和41年です。
この美術館が出来たのは昭和34年だそうですので
完成後7年目でした。
この度の世界遺産登録は、
フランス人の設計者「ル・コルビュジエ」の設計した
世界中の7つの建築物が対象のようです。
この美術館の凄い所は、当時総工費3億5千万は、
ほとんど企業、市民の寄付であったそうです。
他の訪問地は、一切覚えていませんがこの美術館だけは
強烈な印象があります。
中は、写真を撮ってませんので前庭のブロンズ像を紹介します。
ロダンのエバァ
叔父さんは、此処に連れて来て頂いた時に
「物の見方は、いろいろあるが
美術品は、本物を見ないといけない。
本物を見ていないと偽物は分からない。
しかも本当の感動は得られない!!」
というものであったと思います。
この時の叔父さんの言葉を念頭に置きながら美術品を
拝見することにしています。
この美術館に関心を持つ心を15歳の時に教えて頂いた
今は亡きおじさんに感謝です。
ロダン、地獄の門
叔父さんは、横浜国立大学を創業後、
東芝タンガロイという上場企業の常務までなられ退職後も
請われて新潟の特殊製鋼所にもお勤めの技術者だった方です。
先月もすぐ隣の上野の森美術館で「ブータン展」を拝観して
訪問したのですが、生憎休刊日でした。
ロダン、カレーの市民
ロダンの考える人
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