我が人生の師酒井先生と蓬莱荘へ
2月3日に東京から講演で来松された御新婚の方が
蓬莱荘での昼食で食された松葉ガニの丼がFB上で
紹介されていて私らの結婚記念日にも
「これを、お願いしよう!!」とアップしましたら
吉村さんから「カニの入荷が今月の22日頃までです!!」
と言うことでした。
「結婚記念日の記念会食を前倒ししよう」ということで
折角なら酒井先生ご夫妻にもお声掛けをしました。
予め、店主の吉村さんお願いして1階大広間の奥座敷に
部屋を準備して頂いておりました。
酒井先生は、「この部屋は、江津の県会議長をやっていた
室崎さんが定宿にしていてここへ何度も来たこと
のある思い出の部屋!!」と入るなり喜んで頂きました。
こうして寒いのに縁側まで出て庭の様子、
「蔵があったね~~」と昔を思い出しながら
奥様にも造作や材料の説明をなさいました。
こうしてテーブルに着いても料理が来るまでず~っと
部屋のことや蓬莱荘での思い出話をお聞かせいただきました。
やがて3日に《やんごとなき御新婚》が食されたお料理がテーブルに~~。
酒井先生は、御年96歳になられ《食が細い》ということ
「魚がダメで肉が好き」といことで別に
ステーキ4キレを出して頂きました。
これも「美味しい!!」と喜んで頂きました。
奥様のお料理を小分けしてカニも堪能いただきました。
これが松葉かに丼です。カニの抜き身が満載で中央に
カニみそ、そしていくらが乗っています。
白魚も含んだ刺身です!!
酒井先生は、「ここは、料理もいいが器がいいね~~」と
ご満足のようでした。
そして、赤貝(大根島のサルボウガイ)
「貝の中でも、この赤貝だけが赤血球を
含有していて体のためにもいいんだよ」と元お医者らしく
教えて頂きました。
いつもこの酒井先生からは、有益なことを教えて頂きます。
「このビフテキは、とても上質な肉だね~~、有り難いね~~、
こんな部屋でこんな美味しい肉を頂けることは嬉しいね~~」と。
数キレしかない肉を奥さんにも「徳子、食べなさい!」と。
そして奥様も先生の茶碗にカニ丼を盛っていらっしゃいました。
いつまでも仲睦まじい理想の夫婦像です。
96歳と89歳のご夫妻です!!
酒井先生は、食事が終わると再びさらに寒く感じられる縁側に出て
蓬莱荘自慢の庭を見ながら
「ここは、灯篭も素晴らしいし、この根上がりの赤松。
そして雨が降るとこの庭は、一段と映えるんだよ。
この数々の石が雨にぬれるといい色になるんだ~~」と。
部屋に入ると、長押の意味合いや構造、そして長欄間の
組子についても説明、そして建具の角丸の漆の縁についても
その半端ない知識を披露されていました。
蓬莱荘の建築物もこのような《わかったお客様》に
お越し頂いて喜んでいるのではと感じました。
そして障子の桟をさわりながら
「うん、やっぱりな~~、面取りがしてある!!」
と満足げでした。
一応、食事が終わったところで記念写真を4人で撮りました。
ライオンズクラブ在籍中に薫陶を受け、
傘寿のお祝いの時にお世話役をさせて頂いて急に親しくさせて
いただくようになって16年。
お互いにライオンズクラブは退会しましたが今まで倉吉から
出雲の間の名所旧跡、食事処へご案内したり、
自衛隊の戦車に乗ったり船に乗ったりいろんなところへ
行っていますが、今回の先生ご夫妻のお喜びの様子は格別でした。
《東京のやんごとなき御新婚さま》のおかげで、
吉村店主のおかげで
酒井先生ご夫妻にこんなに喜んで頂きました。
奥様には「もう恩返しは、出来ないのに~~、ありがたいね~~」
とまでおっしゃって頂きました。
「恩返しなんてとんでもない。私らが
今、恩返しをさせているんですから~~」と。
しかし、私も蓬莱荘は、数多く利用させて頂いていますが
こちらの部屋は、4年ぶり位で佇まいに満足しました。
雪見障子の間から見える庭には、再び雪が舞っていました。
離れの部屋から大広間への間の庭です。
最初の茶室の下は池になっています。
こちらは私ごときでは言葉に表せない上質な佇まいです。
酒井先生ご夫妻が、これほど喜んで頂いて何よりでした。
合わせて私らの41年目の結婚記念日の会食も合わせて
出来ましたこと深く感謝したいと思います。
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