2016年2月18日木曜日

我が人生の師酒井先生と蓬莱荘へ

2月3日に東京から講演で来松された御新婚の方が

蓬莱荘での昼食で食された松葉ガニの丼がFB上で

紹介されていて私らの結婚記念日にも

「これを、お願いしよう!!」とアップしましたら

吉村さんから「カニの入荷が今月の22日頃までです!!」

と言うことでした。

「結婚記念日の記念会食を前倒ししよう」ということで

折角なら酒井先生ご夫妻にもお声掛けをしました。

 

 

予め、店主の吉村さんお願いして1階大広間の奥座敷に

部屋を準備して頂いておりました。

酒井先生は、「この部屋は、江津の県会議長をやっていた

室崎さんが定宿にしていてここへ何度も来たこと

のある思い出の部屋!!」と入るなり喜んで頂きました。


 
 

こうして寒いのに縁側まで出て庭の様子、

「蔵があったね~~」と昔を思い出しながら

奥様にも造作や材料の説明をなさいました。

 

 

こうしてテーブルに着いても料理が来るまでず~っと

部屋のことや蓬莱荘での思い出話をお聞かせいただきました。


 

やがて3日に《やんごとなき御新婚》が食されたお料理がテーブルに~~。


 

酒井先生は、御年96歳になられ《食が細い》ということ

「魚がダメで肉が好き」といことで別に

ステーキ4キレを出して頂きました。

これも「美味しい!!」と喜んで頂きました。


 

奥様のお料理を小分けしてカニも堪能いただきました。


 

これが松葉かに丼です。カニの抜き身が満載で中央に

カニみそ、そしていくらが乗っています。



白魚も含んだ刺身です!!

酒井先生は、「ここは、料理もいいが器がいいね~~」と

ご満足のようでした。

 
 

そして、赤貝(大根島のサルボウガイ)

「貝の中でも、この赤貝だけが赤血球を

含有していて体のためにもいいんだよ」と元お医者らしく

教えて頂きました。

いつもこの酒井先生からは、有益なことを教えて頂きます。


 

「このビフテキは、とても上質な肉だね~~、有り難いね~~、

こんな部屋でこんな美味しい肉を頂けることは嬉しいね~~」と。

数キレしかない肉を奥さんにも「徳子、食べなさい!」と。

そして奥様も先生の茶碗にカニ丼を盛っていらっしゃいました。

いつまでも仲睦まじい理想の夫婦像です。

96歳と89歳のご夫妻です!!


 

酒井先生は、食事が終わると再びさらに寒く感じられる縁側に出て

蓬莱荘自慢の庭を見ながら

「ここは、灯篭も素晴らしいし、この根上がりの赤松。

そして雨が降るとこの庭は、一段と映えるんだよ。

この数々の石が雨にぬれるといい色になるんだ~~」と。


 

部屋に入ると、長押の意味合いや構造、そして長欄間の

組子についても説明、そして建具の角丸の漆の縁についても


 

その半端ない知識を披露されていました。

蓬莱荘の建築物もこのような《わかったお客様》に

お越し頂いて喜んでいるのではと感じました。


 

そして障子の桟をさわりながら

「うん、やっぱりな~~、面取りがしてある!!」

と満足げでした。


 

一応、食事が終わったところで記念写真を4人で撮りました。

ライオンズクラブ在籍中に薫陶を受け、

傘寿のお祝いの時にお世話役をさせて頂いて急に親しくさせて

いただくようになって16年。

お互いにライオンズクラブは退会しましたが今まで倉吉から

出雲の間の名所旧跡、食事処へご案内したり、

自衛隊の戦車に乗ったり船に乗ったりいろんなところへ

行っていますが、今回の先生ご夫妻のお喜びの様子は格別でした。


 

《東京のやんごとなき御新婚さま》のおかげで、

吉村店主のおかげで

酒井先生ご夫妻にこんなに喜んで頂きました。

奥様には「もう恩返しは、出来ないのに~~、ありがたいね~~」

とまでおっしゃって頂きました。

「恩返しなんてとんでもない。私らが

今、恩返しをさせているんですから~~」と。


 

しかし、私も蓬莱荘は、数多く利用させて頂いていますが

こちらの部屋は、4年ぶり位で佇まいに満足しました。


 

雪見障子の間から見える庭には、再び雪が舞っていました。


 

離れの部屋から大広間への間の庭です。

最初の茶室の下は池になっています。

こちらは私ごときでは言葉に表せない上質な佇まいです。

酒井先生ご夫妻が、これほど喜んで頂いて何よりでした。

合わせて私らの41年目の結婚記念日の会食も合わせて

出来ましたこと深く感謝したいと思います。

 

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