「いま改めて考えよう地層処分~地層処分の基礎知識~
20日の土曜日の午後13:00~16:30までの予定で
表題の会議が商工会議所2Fで開催され参加してきました。
この日は、夕方から出雲で叔父の初七日法要もあり
私は、15:30で早退致しました。
この意見交換会は、主催は「資源エネルギー庁」ですが
NPO法人「まつえ・まちづくり塾」が実施主体で開催されています。
この事業を「国の原子力推進の手助けをすること」だと
批判する意見をFB上でアップされていました。
それに対して、私は
「このような意見交換会があればこそ、国の施策が分かる訳で
聞かないことには、何がどうなのか分からない。
その意味でどこが主体者になろうともこうした説明会は有益である」と
反論をしていたためタイトなスケジュールの中
2時間30分ほどでしたが参加しました。
当日、準備された資料は沢山ありました。
パワーポイントにより事業説明がありました。
先ず、資源エネルギー庁の池田眞人氏が
65画面のパワーポイントで
1、長期エネルギー見通し
2、高レベル放射性廃棄物の処理方法
3、最終処分に向けた取り組みと経緯
3.1現世代と将来世代の選択と可能性
3,2国が前面に立った取り組み
3,3国民・地域との丁寧な対話
★地下深層部の特徴
★処分場に適さないところ
★適さないところ避け方
★廃棄物の輸送時の安全性確保
★処分場に適した場所の確認方法
について詳しく説明がありました。
続いて原子力発電環境整備機構(NUMO)の加来謙一氏が
「高レベル放射性廃棄物の基礎知識」として
30画面のパワーポイントでの説明。
★NUMOの組織説明
1、高レベル放射性廃棄物ってなんだろう?
2、高レベル放射性廃棄物どうやって処分するの?
3、地層処分って本当に安全なの?
4、地層処分はどのように進めるの?
池田氏とダブる部分もありましたが
一昨年、青森六ヶ所村で一日勉強したり
島根原発、あるいは「志大塾」で勉強したことが再確認できました。
この高レベル放射能廃棄物を封入するガラス固体化する工場も
六ヶ所村にあり、やっと完成したが埋蔵場所は、
決まっていない!!とのことでした。
今回の地層処分と言うのがその方法で
場所をどこに選定するのか?
が今回の説明の肝だと理解できました。
何分、お二人の専門家の説明は、約1時間半、
約100画面のボリュームでしかも
なかなか凡人には理解できない部分も多く、
難しいものでした。
そして、約10人づつのワーキンググループ3組に分かれて
ファシリテーターの進行でポストイットに
意見・質問・感想を書いて行く作業。
そして、それをホワイトボードに分別しながら貼り付け
二人の講師が解説して行く形式で進行。
司会を務めたNPO法人持続可能な社会をつくる元気ネットの
鬼沢良子さんがとてもスマートな進行をなさいました。
この後、グループディスカッションで自己紹介を兼ねて先ほど
聞いた話に対しての意見をポストイットに簡潔に書いて
その内容を発表する形で進行されました。
私は、出雲の叔父の初七日法要に参加のため15:30で
早退しましたが、お断りして最初に発言させて頂きました。
書いたのは
「一刻も早く再稼働をして、その利益で廃炉にするためや研究開発費に回す」
そして、補足の説明は
「人類が関わってはいけない核開発をしてしまった。
しかも、廃炉とか終息技術が完成されていない。
研究開発を継続して続けるべきでそのためには、
一刻も早く稼働しその利益分を研究開発に向けるべき。
今日のようにタブーにしてはいけない。」と申しておきました。
私がいる間の発言者では、原発を即廃止と言う女性が
3人ほどいて意見を述べていらっしゃいました。
今日のテーマである「高レベル放射性廃棄物の地層処理」
については、現在の人類の最高の技術者の提案で説明があった
安全性を確保しながら推進することは、賛同します。
何の知識がないものがただ、反対と言って済む問題ではない!!
と思いますし、現在でよりベターな方法であれば実行して
行かなければ次に進まないと考えています。
まあ、この問題は人類の当面の最高の課題であり、
特に原発が立地している松江市の市民だけでなく、
電気の供給の恩恵を最も受けている地域も一体になって
次世代に先送りすることなく決断をすべき問題であると思います。
その意味で「まつえ・まちづくり塾」の批判がある中で
この意見交換会を実施されたことの英断に感謝したいと思います。
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