2016年2月8日月曜日

出雲大社より古い「揖夜神社」

先日、東出雲の「黄泉比良坂」を訪ねたついでに

揖夜神社をお参りしました。

 
 

東出雲町揖屋の旧道の東のはずれに揖夜神社はあります。

この通り道路に面しており、石造りの鳥居が立ってます。

苔むした年季の入った灯篭も建っています。

 

 

奈良時代に編纂された「日本書記」にこの神社の造営が当時の

天皇によって行われたようです。


 

左の手水舎も年季の入った自然石造りでした。


                          
         

  鳥居を潜ると石段があり、境内に入ります。何かとても厳かな感じです。        


 

出雲地方では、熊野大社と共にもっとも古い歴史のある神社で

風土記には、「伊布夜(いふや)社」と記されているようです。




どこの神社やお寺でも由緒書きの看板がありますが

こちらにも立派な案内看板があります。

 
 

拝殿ですがこの奥に大社造りの本殿があります。

意宇六社(熊野大社、神魂神社、八重垣神社、

真名井神社、六所神社、揖夜神社)の一つで

出雲国造直轄の神社で中央でも重視された神社であります。


 

右奥には、赤い鳥居が続いたお社があります。

稲荷神社かと思われます。


 

境内奥から拝殿を見たところです。




拝殿正面に御神鏡が安置されています。


 

拝殿は、格天井になっていて結構広いスペースです。


 

拝殿の建物の奥が数段の石段で2メートルほどでしょうか

上がった所に大社造りの本殿があります。

こちらの本殿は、出雲大社と反対で

左から右を向かっていることが大変注目されているそうです。

天井は、5色の八雲が描かれ

壁面は、極彩色の神事の絵画が描かれているそうです。

 

一説には、出雲大社の造営が大変遅れていた時に

この揖夜神社で起こったいろいろな事象で時の

天皇が出雲大社の建造を急いだとも言われているそうです。

この地に住んで神社の前は、何度も通っていますが初めてお参りをしました。

これからは、8月28日に盛大な船神事が行われるようですから

是非、参拝をして見たいと思います。

 

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