松江で40年、自分のポリシーを貫いた建築家松本峯太郎氏の集大成。
第15回 『絵と音楽と私の住宅スケッチ展FINAL』が
県立美術館ギャラりー1で開催されている
ことを知り、これは行かなければ~~と。
観賞している途中で松本先生が他のお客様に
閑谷学校のお話しをなさっている言葉に興味を惹かれてご挨拶し、
撮らせて頂きました。
約30分ほどでしょうか設計士としての歩みを
直接お聞かせいただき感銘を受けました。
今回の個展の二つ折りのパンフレットです。
開催期間は、9月12日から17日まで
開くと今まで先生が手がけられた住宅の写真が
35葉、掲載されています。
創業以来43年で250件の住宅の設計に携わってこられたようです。
裏表紙です。
先生の建築に対しての思いの詰まったスケッチ300点が
今回、展示されているそうです。
今回で15回の個展を重ねられています。
先生の「スケッチ画についての意義」
会場風景1
会場風景2
先生が大変に影響を受けられたオスカー・ニューマイヤー氏
のことが紹介されている冊子。
このオスカー・ニューマイヤー氏は、1960年ブラジルの
新しい首都 ブラジリアを設計した方だそうです。
そして、今回もテーマにされている「絵」の部分では多大の影響を
受けていらっしゃる東山魁夷氏と共に一号250万円の
洋画家「森本草介」氏のことも紹介されていました。
パンフレットの裏表紙にも
「顔を伏し目がちにした裸婦の表情と~~~」と
表現していらっしゃるように控えめでありながら
存在感を示していらっしゃる先生に
通じるものがあるのかな~~~。
そして、岡山の池田藩の藩主が貧富の差を越えて
藩校、寺子屋、私塾を一つにして立派な大講堂を建設、
現在も400年近く国宝として存在していること、
そしてその精神性を評価されています。
私も2年前に訪問し、同様の感動を覚えました。
先生は、12回訪問されているそうです。
そして、「国宝とは、~~」なども研究されているようです。
40年余りで250件の設計をしてスケッチ画が幾枚あるかは
知りませんが、今回はその集大成として300枚が展示してあります。
そしてそれぞれの住宅の完成写真とスケッチ画がセット
になってパネルにして展示されています。
お聞き致しますと~~、
住宅の設計ひとすじで
一切営業もせず
広告も出さずやってきた
経済的なことも考えなかった
そのため家族、とくに家内には苦労を掛けたと感じている
拝観したあと奥様に誘われ控室で
美味しいコーヒーの接待を頂きました。
その時にアンケートを書きながら奥さまに
「こんなことをおっしゃっていましたヨ」とお伝えしますと
「そんなことを~~、はじめて聞きますわ~~」と
お嬢様と思える方と微笑んでいらっしゃいました。
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