2018年12月3日月曜日

災害派遣の講演会!!

出雲駐屯地司令から災害派遣、北海道での演習

について講演を頂きました。

11月30日午後3時から4時30分まで

くにびきメッセ601号室において開催致しました。

 
 
 
 

演題は、「北海道演習と西日本豪雨災害派遣」

講師は、13偵察隊長兼出雲駐屯地司令

2等陸佐  中谷 一雄 さまです。

 
 
 
 

この講演会は、中小企業政治連盟松江支部(細田博之支部長)

の主催で「秋の講演会」としての開催です。

この講演会は、毎年夏から秋にかけて開催しております。

私が、この中政連の政策委員長を務めており、

講演会の担当をしております。

運営委員会で私が提案して皆さんに承認いただき

この日の講演になりました。

上記のパンフレットを10月初旬に作成、告知に務めました。

地元紙であります山陰中央新報の情報BOXで取り上げて頂き

この日は予想を上回る130名の聴講を得ました。

 

 

私は、先般の打ち合わせ会で私が司会を務めることになりました。


 

こうしてパワーポイントで先ず「陸上自衛官の生活」を

自己紹介を兼ねて聴講者の関心を惹きつける話し方でした。

 

 
 

当初、70~80人が限度かなと思っていましたが

予想以上の皆様もご参加を頂き計130名の参加者でした。

 

 

お話の内容は、自己紹介、転勤、災害派遣、

北海道での訓練演習などでございましたが

私が自衛隊家族会の機関紙「島鳩」46号に掲載をしたいと

技能公募予備自衛官 金崎智子さまに寄稿依頼を

しておりましたが昨日頂戴致しましたので詳しく記して

頂いておりますので紹介をしておきます。

 
 
 

自衛隊災害派遣の実情を知る講演会

                 技能公募予備自衛官  金崎智子  

 

 

  日本中小企業政治連盟松江支部主催の秋の講演会に行かせていただきました。入場無料で誰でも参加できるという、素晴らしい講演会でした。  

  なぜ参加したかと言いますと今回は講師が陸上自衛隊第13偵察隊長兼出雲駐屯地司令 中谷2等陸佐で「北海道演習と西日本豪雨災害派遣」が表題だったからです。  陸上自衛隊の幹部が外で講演をする機会も多くないでしょうし、不特定多数が入場できるというのも素晴らしいと思いました。  

  講演に先立ち講師の紹介でまた驚きました。一番下の二士という階級から出発し現在二佐(12階級上)として勤務しておられるというのが優秀で努力家の方なのだなあと思いました。また偶然私と年が同じで勤務してこられたあちこちの任地での出来事を語られると、その出来事を思い出し感慨深く感じました。  

   幹部として過ごしてこられた中で任地を10か所、13回の異動と複数回にわたる入校(自衛隊では昇級や仕事の内容によってそれぞれ決められた期間、学校に入りその技術や役割に研修が必要です)のことを日本地図で示しながら語られました。防衛大学や術科学校等でも教鞭をとられたそうです。

 陸自のいくつかの職種の説明もなさいました。私は今までも、いろいろな場面でこういう説明を何回も受けてきました。さすが教職経験者、その中でも一番わかりやすく興味がもてるように話されたと感じました。  そして今回の西日本水害の災害派遣の概要を話された後で、ご自分の部隊が経験された北海道演習からの西日本災害派遣へと続いた任務について話されました。  

  普段見ることのない、任務中の衣食住は大変興味深いものでした。テント生活でレトルトパックの糧食を食べ、気温10度の北海道から経った二日で30度越えの西日本に転進して暑さに耐えて任務に励む隊員の日常は大多数の聴衆の想像を超えたと思います。  そして、その部隊を率いる幹部自衛官たちが何を考えながら、部下たちを指揮し任務を完遂するために努力するのか、胸が詰まりました。  

  また今回即応予備自衛官が招集され活躍したことについても触れられました。日々の民間での活動を自衛隊の任務の中で生かすことができるのは大変有意義で名誉でもあり、一般国民として誇りでもあると思いました。  しかし現在の即応予備自衛官は年間30日の訓練参加が義務付けられており、それが一般会社での勤務では大変難しいといわれています。経営者の方々は、任務でどのように国民生活に寄与したかを理解していただき、会社員、民間人としての予備自衛官を応援していただきたいと思います。

 今回主催が中小企業政治連盟であり、中小企業の経営者の方々もその点を見ていただけたのではないかなと期待しているところです。  今回のような過酷な環境下で予備自衛官として任務に就くことを考えると、覚悟はしていても通常エアコン管理された中で働いている自分のようなものがついていけるかという不安があります。自分を振り返り常備自衛官の方々のような若さも鍛え方もしていないので、仕事の内容よりも普段からの体調管理をとても重要に思いました。     

  任務について、被災者の方々からのお礼や応援の言葉が一番うれしいとそのことを励みに日々任務に就いておられることが、国民としてもありがたいと思います。一般の人や常備自衛官との間を取り持つという意味でも予備自衛官の心構えを新たにしました。  本当に有意義で貴重な講演を聞くことができ、とてもよかったと思います。

   関係者の方々に厚くお礼申し上げます。



 

 

 

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