2016年3月11日金曜日

3月11日に思うこと~その1~

「3.11」と言うだけでこの日がどんな日なのか

日本人であれば知らない人はいないと思います。

 

マグニチュード9.0の地震が起こり、最大震度7.0を記録し

最大波高10メートル最大遡上高40メートルの津波が

東北地方に押し寄せ約2万人が無くなり、

5年後の今も2,000人以上の行方不明者があっています。

 

でも、この震災では福島原発の事故と言う

天災ばかりでなく「人災」とも言われている大事故も起きています。

私は、この原発については地元松江に島根原発があることや

六ヶ所村に2度訪問したり横須賀のJF工場などを視察訪問、

そして、沢山の情報により強く関心を持っています。

 

その意味で、3月11日の今日、島根原子力館を訪ねました。

 
 

どんよりした寒い原子力館でした。

10時過ぎでしたが見学者は一人もなく造園業者の車が

1台ほどありました。

 

 

まるでホテルの玄関のような立派な造りです。



 

受付で「展示室は、変化がありますか?」と尋ねますと

「ありません」とのことでロビーだけを見学しました。

 

 

以前と違うのは別棟で鹿島町の物産の展示室が出来ていました。

昨年の12月のことだそうです。

こうして地域振興のためにも中国電力は、投資?しているようです。

 
 
 

チャーミングな受付嬢が愛想よく対応して頂きました。


 

建物中からこうして小雪が舞い散るなか鹿島町

古浦の海岸が見えます。100円の美味しいコーヒーを

頂きながら、こちらの二人の従業員さんに話を聞かせて頂きました。


 

外に出てみるとモニュメントが設置されていました。

 

 

モニュメントの後ろのフェンス越しに1号機と2号機が見えます。

 

 

右側が1号機、左が1号機です。

すでに1号機は、稼働40年が過ぎて「廃炉」が決定しています。

新しい3号機は、左の山の後ろです。

 

 

先ほどの造園会社の作業員の方が芝生の手入れをしていました。

 

 

帰りに以前はゴルフ練習場があった所辺りが

新たなかなり大規模の造成工事現場になっていました。

原発の場内への検問所は、依然に比べるとさらに間口が広く

設備が増強されていました。

 

場内は、見ておりませんが途中の駐車場の車の数は

大変多くかなり工事関係者も来ているようですし、

新たな施設建設もされているようですし、

この稼働中止の5年間に随分規模が大きくなっているようでした。

 

しかし、世界一の安全基準で再稼働、新規稼働(3号機)を

目指しているのですがハードルは高いようです。

高レベル放射能廃棄物の処分方法、処分地も決まっていない

電力を生み出すことは出来ても、コントロールも廃炉も何にも

出来ていないのに稼働してしまい、廃棄物も全国54か所の

原発で処分できないのが現状であり、問題点を決して先送り

しないで決めて行くべきと思いますが、それが出来ていない。

次世代にこのまま受け継ぐのか?

それはしてはいけないと強く思います。

困難をこの世代で解決していかねばならないと思います。

 

 

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