2018年6月3日日曜日

南海トラフ巨大地震に備える!!

5月30日四国高松で開催された中四国自衛隊協力団体長会議の

講演会は、元横須賀地方総監の高嶋 博視さんで

演題は「南海トラフ巨大地震に備える」

(東日本大震災の経験から)というものでした。


 

現在は、香川大学客員教授・防災士という肩書。

 

30年以内に震度7以上の地震、

そして過去に経験のないような津波が襲ってくる!!

 
 
 
 

講師が横須賀地方総監在任中に発生した東日本大震災の

時に自らが経験し、対応して来たことを中心に話をされました。

最初に初動の部分で、この石巻みずほ第二幼稚園の

女性の教頭先生の震災の行動、対応が素晴らしかった。

 

 

 夜間は、マイナスの気温で食料が少ない中、

臨機応変の対応をされていた。




 

海上自衛隊は、護衛艦「ひゅうが」を出動、ヘリの基地として運用した。

横浜のドックに入っていたが

翌12日には、三陸沖に出動していた。


 
 

派遣当初から自分が隊員に示したのは、人命救助など

判断についてその時の状況判断は各自でやれ!!

規則は、守らなくていい!!

という命令を出した。

 

 

護衛艦「ひゅうが」には、LCACというホバークラフトを搭載している。

 
 

 

LCACは、かなりの大きさでこうして海岸端に着岸して

人命救助や物資輸送をした。

 

とても有益な装備である。

自衛隊には野党の反対で揚陸艦が無いのでこういう装備がある。

 

 

被災者に喜んでもらえたことの一つとして入浴支援中に

携帯電話の充電をしてあげたり、女性の方には

女性自衛官の中には(中には音楽隊員)

マッサージのサービスもしていた。

 

歯医者の医療支援も喜ばれた。

遺体の検死作業に歯形の確認などで存在感を高めた。

 
 

 

支援物資輸送について横須賀を始め広い場所の

確保と輸送について海上自衛隊の役割は大きなものがあった。


 

 

隊員が一番きつい仕事は、ご遺体の収容作業で

特に陸上での被災者に比べ

津波の被害者の海上での遺体は、損傷が激しく

隊員にとって厳しいものであった。

 
 

 
 

福島原発周辺ばかりでなく、こんな感じで捜索をしていた。

 

 

横須賀地方総監として一番、困ったのは

福島原発に水を供給するために

出動命令をするときで放射線量が

どのくらいあるか分からないのに

命じなければいけなかったことですと。

 

 

 対岸が福島原発。


 

「ともだち作戦」として米軍の空母「ドナルド・レーガン」が

すぐ応援に来てくれた。

 

 
 

 
 

この時に海上自衛隊の部隊と連携良く活動できたのは

普段からの合同演習のおかげであった。


 
 

陸上自衛隊の活動は過去に沢山聞いてきていましたが

海上自衛隊のこれだけの詳細の活動状況を聞いたのは

初めてであり、大変有益なものでした。

「私は、指揮官として横須賀に居て、テレビ電話などの

設備を活用して現場との連携をとった」と。

 

時の総理大臣菅 直人との大きな違いです!!

 

最終的にマグニチュード7~8に対応して~~

個人、家族、町内、市、県、国

警察、消防、自衛隊

 

24時間全く連絡が取れない、

ローソクの生活、余震

2ヶ月電気が来ない

ソフトの準備

陸海空の自衛隊の連携

計画に基づいた訓練、失敗に基づいた改善

自衛隊を最大限活用する

救援物資の仕分け、平等に~~

仕分け業務、運送(宅配)会社と連携

個人としても組織としても

自分たちの生命と安全を守る

地域の防災活動に参加する

地域のリーダーになってほしい

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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