2018年10月11日木曜日

桑原洋次郎展!!

県立美術館の2階5展示室で開催されている

『桑原洋次郎展』を拝観して来ました。

 
 
 

展示室に入ると不昧公没後100年の時に桑原洋次郎氏

自信作の不昧公の原型と陶器の像がケースの中に納められています。

箱の裏書も説明付きで大正6年のものです。

 
 
 
 
 

展示室は、何時ものように撮影不可であり、この案内パンフレットで

記憶にとどめたいと思います。




 
 

桑原洋次郎氏のことは、名前とその業績のほんの一部

のことは承知していましたが2年前でしたか島根大学の

付属図書館で開催された相見香雨展で同時に他の文化人と

共に紹介されてさらに人となりは承知していました。

しかし、ある私の知人に言わせると

「松江最高の文化人!!」との評価が正しいことが

今回の拝観でもちろん全てではありませんが、

今まで以上に良く理解が出来ました。

 

特に驚きましたのは装剣金工研究であったり、

作陶をなさることは知っていましたが自ら絵を描かれ

軸装をされた作品が展示してあったことです。

 

 
 

そして、この展示においてもっとも関心を持っていたのが(H)コーナーです。

 

前回1階の「不昧公展」を拝観した折に2階を訪問、

この第五展示室は、「準備中」でした。

その時シャッターから出てこられたのが(H)氏でした。

 

本来は、関東のつくばの方にいらっしゃる方なので驚きました。

お聞きしますと桑原洋次郎氏の研究家の一人として

作品、陳列品の説明書きなどを担当されるために

短期滞在をなさっているとのことでした。

 

主として桑原洋次郎のイギリスでの

「国際博覧会での活躍」という明治43年にイギリスで開催された

日英博覧会などの委員として参画。

美術品の蒐集家としてばかりでなく膨大な量の記録を残している

正に<明治時代の不昧公>の様な方であったようです。



 
 
 

米原雲海とか内藤 伸の彫刻、そして嬉しかったのは(H)氏と共に

大好きな出雲市佐田町出身の石橋和訓の作品が

英国時代に関わった画家として展示されていることでした。

桑原洋次郎氏が生れて150年。

 

松平治郷(不昧公)の没後200年の年の記念すべき年に

同じ松江市の島根県立美術館で同時開催されている

ことに不思議な縁を感じます。

 
 
 
 

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